イモムシ

ある所にイモムシが居ました。彼は、動きが鈍くて皆に馬鹿にされていました。またその姿が格好悪いので、蟻がからかっていました。

イモムシは、皆に色々言われても言い返さず、黙々と苦い葉っぱを食べていました。そんなある日イモムシは、急に眠たくなりました。イモムシは、鳥に襲われないように葉っぱの裏にハンモックを作って眠りました。

どれくらい眠ったでしょうか?

気がつくと、イモムシはアゲハチョウに変身していました。

空高く舞い上がり甘い蜜を吸って暮らせるように成ったのです。

彼は思いました。イモムシのときは、皆に馬鹿にされて辛かったけれどやけくそに成らなくて良かったなと。

彼は、空から蟻を見下ろしながら幸せに暮らしました。

今井英人の物語集

人生で辛い時にフッと心に浮かんだ物語です。

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