少女と妖精

ある時公園で、少女が泣いていました。すると妖精がやってきて、たずねました。

「どうしたの?」

少女は答えました。

「明日学校で皆の前で発表をしなければいけないの・・。でも怖くて・・。」

妖精は、答えました。

「じゃあ私の持っているこの手鏡をあげるから、机に座って居る時に鏡を見るんだよ。」

と言って妖精は離れて行きました。

あくる日少女は、学校に行き発表が近づいてきました。その時、ポケットに手を入れると、本当に鏡があるではありませんか。少女は、鏡を覗き込むとそこには、自信に溢れて発表する少女の姿がありました。発表は大成功でした。それからと言うもの、少女は、すっかり自信をもって発表できるように成りました。

ある発表の日いつもの様に、ポケットに手を入れると鏡が無いのです。少女は慌てました。ところが、どんどん時間が近づいてきます。とうとう発表になりました。少女は勇気を振り絞って発表しました。大成功でした。

その日公園でブランコに乗っていると、妖精が現れました。妖精はいいました。

「鏡が無くて驚いたでしょ?実は最初から貴方は出来たのよ。これからも自信を持ってやってごらん。」

そういって妖精は消えました。二度と現れる事はありませんでした。

でも少女はそれから、何事も、勇気をだして自信を持って物事に取り組むようになったそうです。

今井英人の物語集

人生で辛い時にフッと心に浮かんだ物語です。

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